奥明日香

奥明日香
最新のウォーキング

2009年12月23日水曜日

「赤朽葉家の伝説」を読んだ

「赤朽葉家の伝説」を読んだ。 桜庭一樹の初期の作品で、2007年上期の直木賞候補になった作品だ。 直木賞は、2007年下期に、「私の男」で獲っているが、私の感想は、「赤朽葉家の伝説」の方が面白いと思った。「私の男」は好き嫌いがあるとおもうが、私には嫌いなテーマだ。「赤朽葉家の伝説」は、語り口からか、作品・舞台を鳥瞰するような印象で一気に読んでしまった。 ガブリエル・ガルシス・マルケスの「百年の孤独」と同様な大河小説の形をとっているそうな。 「百年の孤独」は飲んだことがある、琥珀色の焼酎だが、小説の方も一度手にしてみたいと思う。「赤朽葉家の伝説」の前に、同じ作家の、「推定少女」も読んだが、同じ作家の作品とは思えないものだった。 この作品の続きに、「製鉄天使」が作られているが、図書館の待ち行列もあり、手にするのは来年になるかと思う。舞台の山陰地方には行ったことがないが、一度訪ねてみたい地域だ。出来れば瀬戸内海から山を越えて。

2009年12月17日木曜日

桜庭一樹を読んだ。

桜庭一樹を読んだ。 読んだのは、「私の男」。 名前から女性作家だということを知ったのは最近のこと。そして気になるタイトル、「私の男」を手にした。 読みやすい語り口で、ぐいぐいと引きずり込まれて一気に読んでしまった。 ストーリー展開は、最新の状況から、原点へさかのぼる展開で進んでいくが、時間軸に沿った展開だったら、同じストーリになったかどうか。 読み終わって、「私の男」の原点はわかったが、これからの展開は何もわからないまま。


平行して、「カラマーゾフの兄弟」を読んでいるが、現代訳のせいか、登場人物の饒舌と登場人物の多さからストーリの構図がまだ見えてこない。 Vol3の解説で、訳者の物語の構図の解説が乗っていたが、物語が始まって、まだ数日ということから、訳者も物語の展開がわかりにくいということを承知の上ということか。 残すは、Vol.4と5. どう展開するか。

2009年12月11日金曜日

本を読み続ける


歩くこと、本を読むことを続けている。 最近一ヶ月で読んだ本、「魔王」、「11分間」、「ゼロの焦点」、「自伝的日本海軍自伝記」、「1/2の騎士」、「水の時計」、「漆黒の王子」、それから「カラマーゾフの兄弟」を読んでいる。 他に手にしたものの読了しなかったものもある。図書館イは9冊の予約が入っており、しばらくは手当たりしだいという状況が続くと思う。 「鷺と雪」、「きのうの神さま」、「新参者」、「ヘヴン」、「それでも、日本人は「戦争」を選んだ」、「初恋ソムリエ」、「神去なあなあ日常」、「水着のヴィーナス」など。選択の基準は、新聞書評他で、良い本があればと思っているのが、日本近代史でそのとっかかりが、「それでも、日本人は「戦争」を選んだ」、きっかけはラジオ深夜便で著者を知ったこと、それから「自伝的日本海軍自伝記」を手にして、日本近代史も面白そうと思っていること、というか今の日本の状況は明治以降の官僚により今の構造が出来上がったと思えるから。 村上春樹も年内に再度、読み直せればと思っている。

2009年12月9日水曜日

奈良で半日


奈良で半日の機会を得た。 平成の大修理を終えたばかりの唐招提寺を目指した。
唐招提寺2000年4月以来の西ノ京に降り立ち、狭い路を唐招提寺に向かう。大修理の前後の違いはわからないが、鴟尾や屋根瓦、木組み等は新しいものに変わったはずだ。初冬の氷雨にぬれる金堂、講堂、礼堂、舎利殿や、紅葉、イチョウ、苔の色が、静かな調和のなかにある。今回は、鑑真和上の像を祭る御影堂や、御廟にも行った。御廟の前の苔にイチョウ。帰りに、薬師寺にも立ち寄ったが、カラフルな境内に修学旅行の生徒が目立った。西の京駅前の、茶店で「たぬきそば」を頼んだら、関東地方の「きつねそば」が出てきた。かえりは、バスで春日大社まで行き、国立博物館、県立美術館、興福寺国宝館を回り、上野で大渋滞の中見た、阿修羅像をゆっくり見て、半日の奈良を楽しんだ。

2009年11月28日土曜日

パンを焼く


料理教室三年目は「手作りパンの会」。 初日は、11月25日、千葉教室。 8テーブルに、30人のどの生徒。 男性は4名。 11月から参加したのは、5名ほどで、ほとんどの人は5月からの継続。初回は、メープルナッツのクランブルと、コーンパン。 ひとり150グラムの強力粉をベースに混ぜる、こねる」、分けて丸め、発酵し、ガス抜き・分割・丸め・成形し二次発酵ご、照りよう卵を塗り、焼く。手順どおり行い、焼きたてのパンを味わった。 そして今日、習ったことを復習してみた。ただ、メープルシュガーが揃わなかったので、コーンパンのみ。 強力粉、450グラムで、ドライイースト他、砂糖、塩、バターを混ぜてこね、一時発酵は手順どおり、分割しコーンを混ぜ、二次発酵、これはオーブンの発酵を使った。 発酵後、照りよう卵を塗り、マーガリンを載せ、焼きに。適当に分割したので、大きさはばらついたが、18度13分で完成。
コーンパン
昼食で家族に供したが、焼き立てなので評判は上々。 次回は、メープルナッツのクランブルか。
欲を言えば、朝食でおいしいコーヒーと食したいが、パン焼きだけで、二時間近くかかったので、
なんらかの工夫が必要か。

2009年11月22日日曜日

初野晴、三浦しおん

初野晴、三浦しおんを初めて読んだ。 「脱出ゲーム」が最初で、導入部から幾つかの話の印象から、女性作家かと思ったが、男性だった。「漆黒の王子」、「水の時計」、「1/2の騎士」まではなんとか読めたが、「トワイライト・ミュージアム」はついにギブアップ。 次回作に期待したい。

三浦シオンも性別不明だったが女性で、映画「風が強く吹いている」の原作者で、女性ということを知り、「まほろ駅前多田便利軒」を借りて読んだ。まほろ駅のモデルは町田駅ということを聞いたあとで、町田のそば屋で反省会を持つ機会を得、17時から20時まで飲んだ。

高尾から小野路


小野路散策の前に、西八王子から高尾のイチョウ並木を散策し、高幡不動から多摩モノレールで多摩センターにでて、小野路散策へ。八王子から多摩丘陵の間を遊園地のモノレールの感覚で多摩センターにでる。千葉には無い景観を楽しみ、さらにバスで鎌倉街道別所に行き、そこから小野路散策が始まった。一週間前の天気予報は、散策に都合の良い方向で外れポカポカ陽気になり小野路の里山を楽しんだ。布田道から切り通しを抜け、小野路宿にでて、万松寺から万松寺谷戸、小野路城址、長尾根から五反田谷戸、神明谷戸を経て、結道へ。バス停図師まで歩き、町田のそばや、「石の森」で、17時から20時迄、反省会を行い、次回を期して帰路へ。 多摩センターまで二時間、近いうちに天気予報を参考に再訪してみたい。

2009年10月29日木曜日

沢木冬吾を読んだ

沢木冬吾を読んだ。 きっかけは、新聞の書評だったと思う。最初に読んだのが、「償いの椅子」、次に、「愛こそすべて、と愚か者は言った」、そして「天国の扉/ノッキング・オン・ヘヴンズ・ドア」。 いづれも一気に読んでしまった。 そのせいか、お稽古事を二回欠席に。 そのかん、面白くない本を何冊か、読み飛ばしたが、この沢木冬吾は面白いと思う。 まだ若い作家で、作品の数はすくないが、まずは残りの数冊を読んでみたい。

2009年10月17日土曜日

伊坂幸太郎を読み続けた

伊坂幸太郎を読み続ける。 「ラッシュライフ」、「ゴールデンスランバー」を続けて読んだ。 どちらも舞台は仙台だが、「ゴールデンスランバー」は映画になるくらいだから、荒唐無稽なストーリにしては一気に読んでしまった。 久しぶりに仙台に泊まり、飲んでみたいと思う。 実は、今、行きたい居酒屋があるので、できれば年内に行けたらと思っている。

2009年10月12日月曜日

アニエスの浜辺を観た

アニエスの浜辺を観た。 きかけは、シネマ万華鏡の、★★★★★評価を見て。 アニエス・ヴァルダの名前を始めて知り、夫が、ジャック・ドミー、シェルブールの雨傘の監督で位置づけが見えた。 岩波ホールの初日の一回目に久しぶりに神保町に行き、ホール入り口で、先客100名へのお土産(あとでクロワッサンだったが、食べ損なった)。 232収容のホールに、100人ぐらいの観客。 映画は、80になったときの、アニエス・ヴァルダの自叙伝風に、生まれ、育ち、成長、仕事、恋愛、結婚を本人の語りと、その時々の映像・写真を紡いでいく。 普通のストーリーのある映画を期待すると、★★★★★は??だが、アニエス・ヴァルダの語りと映像とアニエス・ヴァルダ自身を知るにつれ、★★★★★は!!!!!になってきた。

”人生は、まるで宝箱のよう”  


ホールを出ると、映画の続きのような青空に、まばたきし、久しぶりの都会のにおいを嗅いだ。 すぐに地下鉄にのるのももったいないので、俎橋経由で、九段下に向かったときに、右側の一角に昭和の色をもった一ブロックに出会い、まだこんなところがあったのかと、得した気分に。

後で、調べたら、それは昭和二年に落成したコーポラティヴ・ハウス(雑居ビル)とのこと。昭和二年ってアニエス・ヴァルダが生まれる一寸前ということか。
なくなる前に、もう一度見てみたい。

伊坂幸太郎を読み始めた

伊坂幸太郎を読み始めた。 きっかけは、家族がほとんどの作品を買っていて、それなりの評価をしていたにも係わらず、全く、気がつかなかったのだが、図書館待ちの隙間で手に取り、読み始めたところ、家族同様にハマッタ。 最初に、読んだのが、「オーデュボンの祈り」、次に、「チルドレン」、「グラスホッパー」、「アヒルと鴨のコインロッカー」 まで一気に読んでしまった。 「オーデュボンの祈り」は、最初のうち物語の構図が見えなかったが、奇想天外な展開に読了。 読み続けると結構面白い物語が描かれている。 舞台背景は奇抜だが登場人物に妙に共感できる。 直木賞に何度か候補になっているが、私的には直木賞もの。しばらく伊坂幸太郎を読み続けてみよう。

2009年10月7日水曜日

村山由佳 続く

村山由佳の小品「永遠」。 中々、読ませる。2003年「卒業」という映画のサイドストーリとして参照されたものだそうな。

村山由佳 続く

「ダブルファンタジー」を待つ間、村山由佳の本を読んだ。 順不同だが、
「天使の卵」、「天使の梯子」、「もう一度、デジャブー」、「きみのためにできること」、「青のフェルマータ」、「野生の風」、「夜明けまで1マイル」、「星々の舟」。 そして半年待った、「ダブルファンタジー」。村山由佳の物語の一つのパターン、五才以上の年上の女性と大学生との物語り、とそれ以外。
「星々の舟」、「ダブルファンタジー」は後者の物語。一通り読み終わったら、別の作家のものを読んでみたいと思う。 手始めは、川上未映子か。
おいしいコーヒーを飲みながら!!

2009年9月21日月曜日

おいしいコーヒーの入れ方

おいしいコーヒーを飲みたくなったときに、「おいしいコーヒーの入れ方」に出会った。春先の書評で、村山由佳の「ダブル・ファンタジー」を読んでみたくなり、図書館に予約を入れたが、秋になってもまだ手元に届かなかったので、同じ作者の別の作品でもとおもい、検索したら「おいしいコーヒーの入れ方」が、それも一冊でなく十冊以上も。 まづは一冊を予約して、読み始まったら惹きこまれ、十二冊を一気に読んでしまった。 今は、最新作を待っている状況。 年甲斐も無く、風見鶏のカウンターでおいしいコーヒーを飲んでみたいと思う。 13冊目を待ちながら、紀伊国屋に、「おいしいコーヒーの入れ方」 13冊を予約してしまった。

2009年8月17日月曜日

村上春樹 第一ラウンド通過。

村上春樹 第一ラウンド通過。 図書館の待ち行列を待っていたら年内は無理だろうし、年を越えても難しいと思っていた、「1Q84}が、娘が購入したことで、大雨や震度6の地震の季節に読むことができた。 これで村上春樹の長編小説は、順不同だが一通り読んだことになる。そのあと、紀行集「雨天炎天」、随筆集「やがて哀しき外国語」、短編集「パン屋再襲撃」も読んだ。村上春樹の短編集には、その後の長編小説の素になる要素がいっぱいあり、また紀行集・随筆には独特の視点の見解がありどれも面白い。 今年の前半まで村上春樹の本を読んだことが無かったのが、「1Q84」ブームのニュースに刺激され、短期間で第一ラウンドを通過することになった。 第二ラウンドは、是非、図書館の空き状況に依存することなく、手元に一通り本をそろえて、じっくり読んでみたいと思う。

2009年7月29日水曜日

村上春樹を読み続ける

村上春樹を読み続ける。 「海辺のカフカ」 下巻が入手できたので、読んだ。 その前に、短編集、「回転木馬のデッド・ヒート」と、Underground そのニ、「約束された場所で」を読んだ。 「海辺のカフカ」上巻を読んだのが、6月末、その間一ヶ月あったが、下巻はすんなり読めた。 ナカタさんの話と、田村カフカの話は、(入り口の石)を接点に平行して進むのだが、全体像を鳥瞰するためにももう一度読み直してみたい。そのときは、図書館ではなく、本屋から購入した上で。 そうでないと書き込みも出来ないから。

2009年7月26日日曜日

村上春樹を読み続ける

村上春樹の「遠い太鼓」も読んでいた。 「遠い太鼓」は小説ではなく旅の記録・記憶といったもので、主に、地中海周辺での滞在を通した文章で、小説ではないので、家族の姿も描かれている。 一般の旅行記と大きく異なるのが、滞在型の目線を日常生活の延長線上においている点。 ギリシャは行ったことが無いが、ローマの町並みの雰囲気は共感できるものが多い。作者は地中海だけでなく、他の国での長期滞在経験も豊富なのでこの分野の作品も楽しみだ。 同時期に読んだ、「日出でる国の工場」も面白く読んだが、これらの体験が小説の多くの場面に生かされていることを知ることも楽しい。

2009年7月25日土曜日

村上春樹を読み続ける

村上春樹を読み続ける。 椎間板ヘルニアの痛みは9日目になり、多少、痛みが鈍くなった感じがするが、それでも絶っているとずきりと痛い。 そのなかで、図書館から「風の歌を聴け」、「1973年のピンボール」、「神のこどもたちはみな踊る」を続けて読んだ。 「風の歌を聴け」は村上春樹の最初の長編で、続く「1973年のピンボール」、「羊をめぐる冒険」を経て、「ダンス・ダンス・ダンス」と続く、主人公は名前のない”僕”という語り口の流れになったことがわかる。 「1973年のピンボール」一寸、出場する、”直子”がその後の、「ノルウエイの森」への導入になっている。村上春樹が多くの人に愛される構図がおぼろげながら初期の作品に見える。

2009年7月23日木曜日

村上春樹を読み続ける

蜂に刺されたり、椎間板ヘルニアになやまされながら、村上春樹を読み続ける。 「スプートニクの恋人」を読み、「アフターダーク」、「日出でる国の工場」、「アンダーグラウンド」を読み、「ひとつ、村上さんでやってみるか」と世間の人々が村上春樹にとりあえずぶっつける490の質問に果たして村上さんはちゃんと答えられるのか?をパラパラ眺めて、次ぎは、「海辺のカフカ」(図書館の予約待ち)。 最新の三つは、小説ではなく、その他カテゴリーに入るが、村上春樹の典型的な作品と思う。 図書館の蔵書を一通り読んでから、改めて村上春樹全作品を手元において読み直してみたいと思う。

2009年7月22日水曜日

椎間板ヘルニア再発

昨日、近くの整形外科に行き、レントゲン検査と触診の結果、椎間板ヘルニア再発とのこと。 念のためにMRIの予約をして、痛み止めを処方してもらう。 兆候は、10日前に腰のまわりが重く感じたこと、それでも日々のウォーキングを続けて、一週間前の木曜日に歩き始めたところで、左足の太ももからふくらはぎに椎間板ヘルニア特有の痛みに襲われ、それ以降は立ち居は苦痛の時間に、過去の例では、三日間は動けなかったことからしばらくは、痛み止めを服用しながら様子を見ていたが、五日けいかしても賞状は改善されず、整形外科へ行くことになった。 レントゲンの写真からは、脊椎がなんとなく張り出していることが読み取れる。 MRIにすれば20年ほど前の最初の時の光景が再現されるはずだ。 問題は、今回の短期的な対症療法。 過去、二回は、数日の安静と痛み止めで症状に体が順応して痛みは治まったが、今回は、どうなるか。 しかも、10日後には月山での集いがあるし、旅篭町での宴もあるということで、久しぶりの深刻な状況に陥っている。 今夜は、久しぶりにアルコールを絶って様子を見てみたいと思う。

2009年7月10日金曜日

蜂に刺された


蜂に刺された。 山小屋に行き、小屋の入り口のところで、小さな蜂に右目のまぶた、右手の甲(二箇所)、右足と、四箇所。 地元の人に聞いたらスズメ蜂ではないかというが、スズメ蜂に二度刺されると命が危ないといわれているので、スズメ蜂でも毒素の少ないものだったのか。蜂は夜や、早朝の温度が低いときは活動が鈍るいうことで、よる入り口を確認したら、階段の下に結構大きな蜂の巣を発見。 小屋の中に蜂退治用のスプレーがあったので、蜂の巣めがけて、スプレーを噴射。 翌朝、蜂退治スプレーを片手に確認したら、蜂の姿は見えなかったが、念のため、蜂の巣の除去は地元に人に依頼。 そのとき、スズメ蜂ではないかということだったが、スズメ蜂にも何種類かあるが、毎年、蜂に刺されて死者がでるときの多くはスズメ蜂とのこと。 熊でもスズメ蜂を見ると逃げるというらしいので、四箇所刺されてもOKということに過信することなく、対応しないといけない。 蜂だって地球の温暖化の影響は受けているので、行動様式も大きく影響を受けていると思うので。

2009年7月8日水曜日

村上春樹を読む 続き

村上春樹を読み続ける。 「ノルウエイの森」、「ねじまき鳥クロニクル」を読んだあとで、手にしたのが、「海辺のカフカ」(上)。 これを一気に読んだあと、下巻を待つ間に、「国境の南、太陽の西」、「ダンス・ダンス・ダンス」を読んだが、それでも「海辺のカフカ」下巻は来ないので、その間に、小池真理子「ストロベリー・フィールズ」を読み、さらに「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」を一気に読んでしまった。手元には「スプートニクの恋人」を残すだけ。明日、一気に読んでしまおう。

2009年6月21日日曜日

村上春樹を読み始まった

村上春樹を読み始まった。 きっかけは、最新刊、「1Q84」のニュースを目にしたことだ。 村上春樹の名前は知っていたが、それまでは彼の著作物を手にすることはなかった。 「1Q84」が内容に関する情報も、書評もなく、店頭に並ぶそのさきから読者が購入し、図書館の予約をしてみるとすでに、700人以上の予約の待ち行列を見てから、一度、読んでみようと
思い、最初に「ノルウエイの森」、続いて、「ねじまき鳥クロニクル」を一気に読むことになった。 次に、「ダンス・ダンス・ダンス」、「海辺のカフカ」を予約した。 多分、図書館で借りられるだけ、読み続けるのではと思う。 それくらい、面白いと思う。

2009年6月20日土曜日

愛を読む人を観た

「愛を読む人」を観た。映画の予備知識は、主演女優、ケイト・ウィンスレットがアカデミイ主演女優賞を取ったことと、昨日、6月19日の日経のシネマ万華鏡で、★★★★★の評価を得たことだけ。内容は全く知らなかったので、最初の導入部と急展開には一寸、戸惑ったが。中盤のゼミの実習での法廷見学から、俄然、物語の奥行きが見えてきた。「チェンジリング」のアンジェリーナ・ジョリーの演技を観た時に、アカデミー賞の可能性を感じたが、ケイト・ウインスレットを観て納得。アメリカ映画の俳優の層の厚さはすごいと思う。ただし、「愛を読む人」の他の俳優は英国人がやっているとのことだが。
この原作は、「Reader」(文庫本:朗読者)、図書館に予約してあるので、読んでみたい。

2009年4月20日月曜日

Susan Boyle

Susan Boyle。 Slumdog $ Millionaireを観た翌日に、新聞の記事で、Susan Boyleの名前を知り、Googleで検索したら、YouTubeの画像に出会った。 Susan Boyle47歳、猫と暮らす、独身の箱入り娘、Britains Got Talent 2009という英国のTV番組の映像を見て、後半のTalentの部分を聞いて、ビックリ。 Slumdog $ Millionaireの事実は小説より奇なり。 その歌声は47歳まで埋もれていたとは信じられないもの。近々プロとしてデビューするだろうが、じっくり聞いてみたい美声と歌唱力だ。 画像から見る姿は、48歳になろうとする田舎のおばさんだが。


http://www.youtube.com/watch?v=vMVHlPeqTEg

2009年4月19日日曜日

Slumdog $ Millionaireを観た

Slumdog $ Millionaireを観た。 監督賞、作品賞、アカデミー賞他、アカデミー賞、ゴールデングローブ賞の各賞を、俳優向け賞を除く多くの賞を総なめという映画。4月17日の日経の夕刊コラム「シネマ万華鏡」で★★★★で絶賛されており、封切り翌日見てきた。英国人の監督と、インドを舞台とし、インド人俳優による、ムンバイのスラム街、暗黒街、人気TVを背景に、 Slumdog出身の青年が、Millionaireクイズを勝ち取った経緯を独特の音楽で、スラム街、裏道を紡いでいく。三銃士の出会いから、終末へのリズム感、2000万インドルピー、約4000万円だが、インドでは一桁違うインパクトを持つ賞金。LastSceneの駅でのハッピーエンド。★一つ追加してもおかしくない映画だ。

2009年3月3日火曜日

庄内の蔵を回った


庄内の蔵を回った。 米沢から山形、新庄、余目乗換えで、酒田へ。 二月末、暖冬のせいか雪は少なく、久しぶりの晴天。米沢では、吾妻連峰、飯豊連峰、朝日連峰、山形では蔵王連峰、月山、葉山が、新庄をでると、鳥海山と最上川が車窓に次々と現れてくる。新庄を出たところで、米沢で購入した、「牛肉ど真ん中」と、新庄で購入した、奥羽自慢で昼飯。翌日は、庄内の酒蔵、三つ、鳥海山、月山、朝日連峰のそれぞれの水系の個性豊かな杜氏の醸し出した新酒を味わうことに。午前中は映画「おくりびと」のNKエージェントのロケ地の近くの酒蔵へ。新酒の仕込み中の蔵の中を回り、もろみの香りと味を楽しみ、絞りたての幾つかの新酒を味わう。昼は市内のすし屋で握りを楽しみ、昼過ぎは羽黒山大鳥井近くの、鳥海山を北に、月山を南に望む、蔵元で、やはり仕込み中の蔵を回り、新酒を味わう。利き酒というのは、目で色を見、鼻で香りを見、舌で味を見るだけで、決して喉を通すことはないが、蔵めぐりではじっくりと味わうことが出来る。 最後の蔵では、茅葺屋根の母屋に繋がる蔵で、杜氏の手の温もりが仕上がった酒に伝わるような美味い酒を心置きなく楽しんだ。杜氏の語る、酒造りの難しさと、よりよいものを作り出す思いに改めて日本酒に乾杯。

2009年2月21日土曜日

チェンジリングを観た

チェンジリング(取替えっ子)を観た。 アンジェリーナ・ジョリー主演、クリント・イーストウッド監督という程度の予備知識だったが、きっかけは2月20日の日経のシネマ万華鏡の★★★★★を観て封切り直後に観にいった。 1928年のロスアンジェルスで起こった実話に基づく内容で、すごい映画だった。主役のアンジェリーナ・ジョリーの演技、1920年代のカリフォルニアの色合い、登場人物、クリント・イーストウッドの音楽まで、★★★★★を納得。

2009年2月17日火曜日

雲洞庵から林泉寺


越後から米沢、会津を駆け抜けた。天地人を読み、幾つかの直江兼続関連の本を読み、南魚沼市六日町や、米沢の見方が変わってきた。兼続や景勝が学んだ雲洞庵が、巻機山の西山麓にあることも始めて知り、直江兼続の墓が林泉寺にあること、また同時代を駆け抜けた、伊達政宗が米沢で生まれたことも。さらに会津にも伊達政宗、直江兼続が足跡を残していること。



車で移動すれば、半日の距離だが16世紀に雪道の峠越えは並大抵のことではない。

2009年1月23日金曜日

伊達政宗を読んだ


天地人を読んだあと、伊達政宗に興味を持ち、「臥竜の天」を読んだ。どちらも作者は火坂雅志なので、天地人の続編。それまで伊達政宗って青葉城の銅像にある独眼流ほどの知識しかなく、二つの本により、生まれが米沢で、会津にも行き、最後は江戸で死んだこと、その間、当時の権力者の常で、スキあらば天下をとろうとの野望を持ち続け、秀吉・家康に対立すること数度、ぎりぎりのところで死を免れ、寿命を真っ当した稀有な、そして強烈な個性が多くの伊達政宗物語を生んだのではと思う。一方の直江兼続のほうは戦や統治では正宗以上の有能ではあったが、地味な印象からあまり語られることが無かったのかなと、最近の直江ブームかなとも思うが、いずれにしてもこれから越後、会津、山形、宮城を歩くときに両人の足跡は参考になる。
写真は、山形の長谷堂の城山。

2009年1月7日水曜日

越後、会津、米沢

越後、会津、米沢は私の主要な活動領域だ。 だけど去年まで、直江兼続って全く知らなかった。 が、越後、会津、米沢の近くを通ると、今年のNHK大河ドラマ、「天地人」と直江兼続の名前を目にすることから、ついに図書館で幾つかの本を予約し、読み始めた。 最初のが、小和田哲男著の、「名参謀 直江兼続」、二冊目が。火坂雅志著の、「直江兼続の義と愛」。 いずれも小説ではなく、数少ない事実を中心の直江兼続の姿を描こうというもの。小説ではないので、史実と史実の行間を埋める物語はない。上杉謙信の薫陶を受け、織田信長の時代、豊臣秀吉、徳川家康の時代を、主君を支え生き抜いた参謀。
徳川家康と開戦寸前まで行き、関が原で敗れた石田光成の子孫を米沢に匿い、その後関係を修復し、会津から米沢へ、120万石から30万石に大減封されても上杉藩を存続させた参謀。その後、江戸末期の、上杉鷹山の藩政改革につながる米沢の町を歩いて、市民の上杉神社への、思いがことのほか強いことの大きな理由が読めたと思う。これから越後、会津、米沢近辺を歩くときに、直江兼続の足跡は大きな道しるべの一つになるのではと思う。

2009年1月1日木曜日

十四代で始める


年末に入手した搾りたての生酒、十四代で新年を迎えることができた。専用の冷蔵庫がないので、ポリバケツに水をいれ、コンビニで購入した角氷をいれて発酵を抑えようとしたが、栓を抜くときにガスが抜ける音がしたが、やはり旨い。ことしも旨い日本酒を味わえる健康を維持しつつ、3000㌔は歩いて、空き時間は読み・書き・話す・観るで埋めることが出来たらと思う。