越後、会津、米沢は私の主要な活動領域だ。 だけど去年まで、直江兼続って全く知らなかった。 が、越後、会津、米沢の近くを通ると、今年のNHK大河ドラマ、「天地人」と直江兼続の名前を目にすることから、ついに図書館で幾つかの本を予約し、読み始めた。 最初のが、小和田哲男著の、「名参謀 直江兼続」、二冊目が。火坂雅志著の、「直江兼続の義と愛」。 いずれも小説ではなく、数少ない事実を中心の直江兼続の姿を描こうというもの。小説ではないので、史実と史実の行間を埋める物語はない。上杉謙信の薫陶を受け、織田信長の時代、豊臣秀吉、徳川家康の時代を、主君を支え生き抜いた参謀。
徳川家康と開戦寸前まで行き、関が原で敗れた石田光成の子孫を米沢に匿い、その後関係を修復し、会津から米沢へ、120万石から30万石に大減封されても上杉藩を存続させた参謀。その後、江戸末期の、上杉鷹山の藩政改革につながる米沢の町を歩いて、市民の上杉神社への、思いがことのほか強いことの大きな理由が読めたと思う。これから越後、会津、米沢近辺を歩くときに、直江兼続の足跡は大きな道しるべの一つになるのではと思う。
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