2010年3月24日水曜日
明日香を歩く
明日香/飛鳥を歩いた。 前夜、明日香村の民宿に泊まり、1400年前からの飛鳥鍋を楽しみ、翌朝、8時半に宿をでて五分ほどの、石舞台へ。 整備されたエリアで、石舞台のまわりの桜の木が、開花直前の穏やかな日差しの中で、初めての石舞台、正確には、始めての明日香巡り。石舞台と行っても、実態は、古墳。6・7世紀の権力者の墓と思われるが、記録の類がないので、実態は不明。ただ、当時の権力者、技術者は朝鮮半島からの渡来人で、力仕事で動員されたのは、原住民と思われる。次に、岡寺へ向かう路を歩く。岡寺は、8世紀ころに建立された、仏教寺院。今では、西国三十三観音霊場の第七番札所になっている。仏教も、6世紀ころに朝鮮から入ったもの。岡寺から農地の間を下り、伝板蓋宮跡、中大兄皇子と中臣鎌足による、蘇我入鹿の暗殺が行われ、その後の大化の改心へと繋がる、最初の舞台。 中大兄皇子と中臣鎌足による、事前の談合が行われたのが、東側の山を越えたところにある、談山神社。次に、酒船石、亀甲石造物を見てから、近くの万葉文化館、ここはトイレ休憩。 その後、飛鳥寺に行き、高句麗形式の伽藍の話を聞き、蘇我入鹿首塚を見、桜が芽吹き始めた甘樫丘に登り、大和三山(畝傍山、耳成山、天の香具山)を望見し、麓から、カメバスで、高松塚へ行き、古墳と石棺内部の壁画館の説明を聞き、飛鳥駅まで歩き、半日の散策を楽しんだ。 日本の文化の発祥の地、その文化は朝鮮から渡来人により導入されたものって、中学・高校の歴史では学ばなかったことばかり(教わったけど、学んでいなかったのかもしれないが)。今年は、710年平城京遷都から1300年ということだが、飛鳥京は1400年ぐらいのはずだが、いかんせん記録が文字による無い。 明日香のお勧めの季節は秋ということなので、秋にできれば数泊の予定で再訪したい。
2010年3月19日金曜日
2010年3月12日金曜日
「カラマーゾフの兄弟」をついに読み終わった
「カラマーゾフの兄弟」をついに読み終わった。 亀山郁夫訳、新訳と呼ばれているやつだ。 きっかけは、昨年秋に、ラジオ深夜便で亀山郁夫氏がドストエフスキーについて語っていたのを聞いたこと。 Vol1から始まり、カラマーゾフ家のほかに、多くの登場人物がでてきて、いろいろな物語のなかで、ものすごい饒舌に話す物語。Vol5の解題の中で、物語のダイヤグラムで構図が整理されているが、そのくらい多くの場面で多くの物語を多くの登場人物が話をする力作であることは確かだが、一度読んだくらいでは、物語の面白さ、作者が意図したものは、把握できないと思う。 次回は、新訳でなく、旧訳で読んでみたいと思う。
登録:
投稿 (Atom)