アニエスの浜辺を観た。 きかけは、シネマ万華鏡の、★★★★★評価を見て。 アニエス・ヴァルダの名前を始めて知り、夫が、ジャック・ドミー、シェルブールの雨傘の監督で位置づけが見えた。 岩波ホールの初日の一回目に久しぶりに神保町に行き、ホール入り口で、先客100名へのお土産(あとでクロワッサンだったが、食べ損なった)。 232収容のホールに、100人ぐらいの観客。 映画は、80になったときの、アニエス・ヴァルダの自叙伝風に、生まれ、育ち、成長、仕事、恋愛、結婚を本人の語りと、その時々の映像・写真を紡いでいく。 普通のストーリーのある映画を期待すると、★★★★★は??だが、アニエス・ヴァルダの語りと映像とアニエス・ヴァルダ自身を知るにつれ、★★★★★は!!!!!になってきた。
”人生は、まるで宝箱のよう”
ホールを出ると、映画の続きのような青空に、まばたきし、久しぶりの都会のにおいを嗅いだ。 すぐに地下鉄にのるのももったいないので、俎橋経由で、九段下に向かったときに、右側の一角に昭和の色をもった一ブロックに出会い、まだこんなところがあったのかと、得した気分に。
後で、調べたら、それは昭和二年に落成したコーポラティヴ・ハウス(雑居ビル)とのこと。昭和二年ってアニエス・ヴァルダが生まれる一寸前ということか。
なくなる前に、もう一度見てみたい。
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