奥明日香

奥明日香
最新のウォーキング

2008年6月26日木曜日

記紀を読んだ。

記紀を読んだ。 というより、オリジナルは漢文なので解説書を読んだ。正確に言うと、オリジナルの写本の解説書だ。 どちらも、日本の古典の代表となる書という風に、理解していたが、これまで義務教育で中身に関して解説を聞いたことがなかった。 が、今度解説書と読んで、中身について義務教育で解説するほどの内容はないことを理解した。 古事記は、712年、日本書紀は720年に作成された言うことだが、どちらも天武天皇の時代ということで、時期的には7 世紀に大陸から中国、インドの文化が伝播され、定着したころのことだ。 それまでは独自の文字も不明瞭で、歴史書の類もなかったところで、大陸からの文化に影響されてのことと思う。内容は、当時の権力者の権威付け以外の何物でもないもので、記紀のいづれも神話から説き起こし、当時の権力者の系統を記録したもの。どちらも主な物語は、子孫を残すことと、敵を倒すことの繰り返しだ。 おなじころ、大陸で著された文献の種類の多さと、内容の豊富さは目を見張るものがある。 先日、鑑賞した薬師寺の日光菩薩・月光菩薩も同じころに大陸からの技術と技術者により作られたものだ。

0 件のコメント: