2008年6月11日水曜日
芥川賞を読み続けている。
芥川賞を読み続けている。 最近の辻原登、吉田修一に始まり、古井由吉から昭和二十年代の作品を読み直し始めている。 芥川賞で面白いのは、それぞれの受賞作の面白さもさることながら、選考委員の選考コメントを読むのがなかなか面白い。 選考委員は大御所と思われる作家が担当しているが、彼らの個性も好みも一律ではなく、ある委員に言わせると、「人生派」と「唯美派」に大きく分かれるそうだ。唯美派には川端康成、井上靖、舟橋聖一氏が該当するそうな。 なぜか読んだことのない、舟橋聖一さんのコメントが違和感がない。 是非、芥川賞は芥川賞全集を読まれることをお勧めしたい。 今週は芥川賞全集五巻に時間を割きたいと思う。 五巻には石原慎太郎、大江健三郎、吉行淳之介、安岡章太郎、遠藤周作、開高健他そうそうたる作家の作品が集まっている。
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