奥明日香

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2008年6月12日木曜日

石原慎太郎 「太陽の季節」、丸山健二 「夏の流れ」を読んだ。

石原慎太郎 「太陽の季節」、丸山健二 「夏の流れ」を読んだ。 どちらも23歳での芥川賞受賞だ。 23歳での受賞者は、他に大江健三郎がいる。大江健三郎についてはじっくり読み直してみたいと思う。 「太陽の季節」の読後感は、うらやましいというか同じ大学生でもこんなに恵まれているのかと感心した覚えがあるが、それはあまり変わっていない。 大学生のころからヨットやナイトクラブへの出入り等、住んでいる世界が違う思いだったが。 「夏の流れ」は期せずして、凶悪事件の直後に読むことになったが、23歳でよく書けたものと、こちらは別の意味で感心した。「太陽の季節」には物語のエッセンスのような経験が背景にあることは容易に想像できるが、「夏の流れ」ではそれは想像できない物語だ。

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