2008年3月11日火曜日
母べえを読んだ
野上照代さんの「母べえ」を読んだ。映画「母べえ」の原作で、元もとの題は、「父へのレクイエム」。作者が父親の享年を越えたとき1984年の「第五回読売ヒューマンドキュメンタリー」に応募したもの。父親の野上巌氏が思想犯として特高に検束された朝から、巣鴨刑務所で急死するまでの書簡を軸に、父べえ、母べえ、恵美ちゃん、山ちゃん、初べえ、照べえ、奈良のじいさん、他、映画の配役どおりの登場人物が記されている物語。「母べえ」は、父べえが39歳1ヶ月で獄中で急死したところで終わっているが、本ではあとがきに、実際の野上巌氏は昭和32年57歳で亡くなっているとのことを知り、ホットした。それなら、是非、「母べえ」の戦後編を希望したい。それと、恵美ちゃんと山ちゃんのそれからについても。できれば、恵美ちゃん役は、檀れいさんで。
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