奥明日香

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2008年3月10日月曜日

邂逅の森を読んだ


熊谷達也氏の「邂逅の森」を読んだ。時代は、大正から昭和、舞台は秋田内陸縦貫鉄道の通る阿仁近辺から、月山と朝日連峰の間、肘折温泉、鶴岡の町と、何度か行ったことのある場所。登場するのは阿仁マタギと山の中の住民と森の獣。先に読んだ「はぐれ鷹」と異なり、重厚な物語展開に引き込まれて読んでしまう。第四コーナー回ったあたりから、話の展開が急になり最後の邂逅の場へとなだれ込む感じである。真冬に秋田内陸縦貫鉄道でマタギの里を駆け足で通り抜けたことがあるが、改めて「邂逅の森」を訪ねてみたいと思う。

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