2008年1月23日水曜日
藤沢周平を読む
藤沢周平原作の映画は見たことはあったが本を読むことはなかった。 が、読み始めた。 最初に、全集の1,2を借りて、初期の作品を幾つか読み、次に代表作といわれる「用心棒日月抄」三冊をかりて、孤剣を一気に読んだ。 庄内と思える田舎の藩と江戸を舞台に、脱藩をカモフラージュして藩命の遂行を縦糸に、江戸での用心棒暮らしの幾つかの用心棒事件を横糸に、青江又八郎と佐知の物語。初期の作品もそうだが背景は江戸時代の庶民の貧しさ。 強いけど貧しい剣豪、幸せとはいえない女性、脇役に賭博士、番頭ほか。映画の原作にピッタリの話が一杯。まだ、海坂藩は出てこないが、しばらくは読書の時間は藤沢周平が続きそうだ。
海坂藩の舞台と思われる鶴岡には、数時間しか滞在したことがないが、たずねたい町のひとつになりそうだ。
上の写真は、鶴岡の数時間の滞在の中で、印象に残った、「藪」の「鴨なんばんと地酒の俵雪」
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