2008年5月27日火曜日
吉田修一 「初恋温泉」を読んだ。
吉田修一 「初恋温泉」を読んだ。 熱海、青荷、京都、那須、黒川温泉を舞台にした五つの短編集だ。 それぞれの背景を持った男女の物語で、五つの物語に連続性、共通性はない。 それぞれの物語。 それぞれの温泉地は作者のそれぞれの記憶に残る温泉地か。 この中で青荷温泉の離れは昔、季節は違うが泊まった事がある。 それも小説と同じ、十方堂。食事はランプの大広間で膳の幅に隙間なく客が座るので普通の温泉宿とは異なる食事光景で、酒を楽しむ余裕はなかったが、そこは山奥の宿、それも宿の特徴だった。五つの中ではまだ行ったことのない黒川温泉に、新緑か紅葉または雪の季節にあまり物語のネタを持ち込まず行きたいと思う。
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