2008年2月22日金曜日
藤沢周平を読む 続き
藤沢周平を読む。 用心棒ー日月抄、たそがれ清兵衛他、橋ものがたり。 用心棒シリーズの最初の巻。二巻目以降とはことなり、背景に赤穂事件があり、おりんとの絡みはあるが、用心棒の物語として読める。佐知との出会いは、一巻の最後の物語で、まだその後の関係を示すようなものはないが、一巻の成功により二巻以降の縦軸として膨らんだのではと思う。 たそがれ清兵衛他の短編も、一癖ありながらも知られざる剣の達人の物語。その後で、橋ものがたりを読み、付録の娘の特別エッセイを読み、橋ものがたりごろから、用心棒シリーズ等のものがたりのコツをつかんだということか。橋ものがたりには、剣豪は登場しないが弱い男女の機微を織り込んだものがたり。さて次は何を読もうか。
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