2008年2月4日月曜日
「母べえ」を見た
「母べえ」を見た。 山田洋二監督、吉永小百合さん主演の映画で戦前から戦後への激動の時代の片隅で時代の歪にもてあそばれた小さな家族の物語。 久しぶりに吉永小百合さんがスクリーンの中に溶け込んでおりなかなか良い映画だ。 脇役が良い。特に檀れいさん、「武士の一分」では役柄から控えめだったがそれでも光っていたが、「母べえ」では登場する場面も多く、一杯光っていた(最近のTVコマーシャルと同じように)。吉永小百合さんが主役でなく、普通の女優がやっていたら主役を食ってしまうほど。それもそのはず、宝塚星組の娘役のトップスターだったのだから。ラストシーンの吉永小百合さんのベッド上のシーンって「愛と死を見つめて」以来かも。 ただ今回の特殊メーキャップはいただけない。アップは不要だった。
映画の舞台になった時代については、いろいろな見方があるだろうけど、どの時代にも見られるその時代の一握りの権力者と権力者から見て、不都合な存在と、権力者に操られる犠牲者(権力者側と非権力者側双方の)の力学に起因する現象ではと思う。
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