邪馬台国、倭、卑弥呼。 いづれも中国の三国志魏志倭人伝ほかに記述されている、三世紀前後の日本列島と思われる国に関する記述だ。同じ時期に関する日本側の記録はない。 なんといってもその時点では記録すべき文字をもっていなかったのだから。
最近、日本の出発点に関する本を読み始めているが、人の歴史はアフリカに始まり、各地に展開したこと、日本人の起源は、大陸から南方または北方経由で移動してきたこと、日本語の起源は南インドの、タミールにありそうなこと、稲作等の技術は大陸からの渡来人と一緒に入ってきたこと、2世紀以降、日本国の起源があると思われること。六世紀以降に漢字と中国の文化が伝わってきて、記紀ほか律令ほかが構築されたこと。七世紀以降の事象は記録が伝えられているが、2世紀から5世紀の間の、いわゆる古墳時代の情報は極端に少ないので、邪馬台国の所在、卑弥呼の背景が定まっていない。
「まぼろしの邪馬台国」もそのような背景で書かれた歴史著作で、邪馬台国が島原近辺という仮説も出てきた。
今日観た、同名の映画は邪馬台国論映画というより、相変わらずだが主役の吉永小百合の映画になっている
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