奥明日香

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2008年4月11日金曜日

諸葛孔明を読んだ。

諸葛孔明を読んだ。 陳舜臣の本である。 吉川栄治の三国志は読んでいたが、諸葛亮に焦点を置いたのが本書である。 三国志もそうだったが感心するのは中国の奥の深さだ。 後漢末期から三国時代、二世紀から三世紀にこのような物語の原典が記録されていること。読んだといっても登場人物、出てくる地名を全部読みきれているわけではない。特に地名は略図に載っていないので、距離感が見えない。人名は文脈の中で主役・脇役・その他の違いが分かればよい。魏・蜀・呉の間の争い、簡単な略図しかないので、大遠征の大変さが把握できない。中国大陸を、揚子江の南北をいとも簡単に移動し戦う。 戦略・兵站・交渉、この時代でも三国間の通信システムは出来ていたようで、敵・味方間で書簡の往信が出来ており、主要な街道もあり、それぞれの領地の地図もあり、また南方、西方の国々とも往来があり、人の行き来がある。中国には一度しか、北京の周辺、行っていないけど、探索するには魅力的な地域である。 問題は想像以上に、マスコミで伝えられている以上に、一杯あるようだが。

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