2010年2月8日月曜日
「台北三泊四日の旅」 二日目
台北二日目。天気は曇り。ホテルの地下の朝食後、故宮博物館に向かう。MRT板南線で士林站まで行き、タクシーで博物館前まで。台湾のよいところは、タクシードライバーのほとんどが日本語を話してくれるので、しかも安い(初乗り70元、以後、250米ごとに、5元)。故宮博物院前には多くの観光バスが並んでいたが、その多くは、中国本土からのものとのこと。そもそも故宮博物院の収納物は北京の紫禁城の宝物を清朝末期の混乱期から避難されたもの。 北京の紫禁城に残されたものの多くは、1960年代から1970年代の文化大革命で破壊されてしまったそうなので、中国にとっての貴重な歴史遺産の宝庫になっている。ここでは、ガイドブックに載っている、「翠玉白菜」、「彫橄欖核舟」、21層の象牙の透かし彫り、他、団体客のガイドの話を聞きながら、数時間をすごしたが、展示物のさわりだけの駆け足になってしまうのも仕方が無い。
12時近くになり、そこから九份を目指した。時間が節約するために、故宮博物院前から、忠考復興站までタクシーに乗り、金爪石行きのバスに乗った。台北から一時間20分ほど、冷房の効きすぎたバスに揺られ、霧雨に煙る山道の中の九份へ。バスを降りたところで、ビニール傘を購入し、「千と千尋の神隠し」のモデルとなったと謂われる、茶店、「阿妹茶酒店」へ細い土産物屋が並ぶ坂道を進む。茶店は、お茶だけの茶店と、食事のできる食堂部分に分かれており、霧に煙る外観は中々、趣が深い。食事の前にお茶がでるが、このお茶の淹れ方のお作法があり、茶器を暖め、まづは茶の香りを楽しみ、その後、数度にわたって茶を入れて茶の風味を楽しむ。茶の種類によっては10回近くまで茶葉を変えずに風味を味わうことができるそうな。九份で三時近くまで、過ごし、帰りは寒いバスを避けて、タクシーで最寄の、瑞芳站まで、180元で下り、ローカル線で台北に戻った。台北二日目の夜は、火鍋を楽しみに、中山站近くの、「天香回味」へ。店の中は大混雑、数分待たされ、空いたテーブルに着いたが、すぐに火鍋の辛いカレーのような匂いが迫ってきた。メニューから鍋に入れる、肉類、魚介類、練り物、野菜から容易に想像できるものを選び、飲み物と一緒に注文。 しばらくすると、カレーの香辛料と唐辛子の激辛味スープとマイルド系スープの入った中仕切りのある鍋が登場、そこに好きな具材を入れて、しゃぶしゃぶの要領で食べたが、激辛風味のスープが適度に刺激のあるものの、なかなかのもので、美味い!!食べすぎているとは思うが、肉、他を追加注文し、最後は、そばで締めて贅沢で満足な夕食を終えた。
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