2008年9月22日月曜日
日本酒のルーツ
松尾大社のことを知ったのは最近のこと。 日本酒の醸造の神様として祭られているとのこと。 神戸に行く機会があったので、阪急神戸線、京都線、嵐山線を乗り継いで松尾駅下車、松尾大社に詣でた。駅前の大鳥居を抜けて境内に入ると、左手に酒造の神様として全国の酒造蔵から奉納された酒樽(神輿蔵)が並んでいる。松尾大社は701年(大宝元年)に、渡来人の秦忌寸都理(はたのいみきとり)が造営したのだが、この秦氏が後年に酒造りの技術を展開し、日本酒作りも持ち込んだことから日本酒の神様として信仰されるようになったとのこと。境内には試飲はできないが日本酒資料館もある。
帰りは阪急嵐山線の終点、嵐山にでて渡月橋をわたり、京福電鉄嵐山線で四条大宮にでて、阪急京都線で三ノ宮、阪神神戸線で御影にいった。阪神御影駅の高架のしたに、灘の酒造りの原点ともいえる、「沢の井」の湧き水があり、周辺の灘五郷の酒蔵の仕込み水と同じ水系になっている。 ここまでくると、近くの酒蔵の試飲をということで、白鶴と菊正宗の資料館に立ち寄り、白鶴で一杯、菊正宗で四杯、いづれも市販していない旨い酒を味わった。 一帯は蔵元というより工場地帯のイメージで、それもそのはず、30万石を越える生産高の蔵元が軒を連ねているのだから。(灘五郷だけで、全国の日本酒の30%近い生産高)。
宿に戻り、灘の酒を楽しもうと立ち寄った近くの居酒屋では、地酒と称して地元の酒ではなく、県外の酒がならんでおり、安い日本酒に試飲したものとは二階級ほどちがう菊正宗が。
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