2008年8月27日水曜日
文春9月号を買った
文春9月号を買った。 動機は最新の芥川賞受賞作家、楊逸さんの、「時が滲む朝」を読むためだ。 目次を見て、9月号にはほかにもよい記事のあることに気がついた。 まづは「時が滲む朝」を読んだ。 中国人が日本に来て、日本語ほかを学んで書いた作品ということで話題になったが、作品から日本語を一生懸命に使おうという思いが伝わってきた。何人かの選考委員の作家からは文章力に対していくつかの厳しいコメントもあるが、芥川賞は完成された作家をたたえるのではなく、その可能性を評価するというものであれば、楽しみな作家の作品と思う。最近、北京オリンピックで背伸びした中国の一辺をTVを通じてみたが、実際の中国の広さと深さと、巣ペクトラムの巾を理解することは難しい。 楊逸さんの中国体験に基づく、日本語によるこれからの作品が楽しみだ。 横綱二人がモンゴルから出ている時代、アジアから毎年芥川作家クラスがでても不思議ではないし、それでないとなかなか中国の奥行きと行間を知ることは難しいのではと思う。
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