奥明日香

奥明日香
最新のウォーキング

2008年3月10日月曜日

邂逅の森を読んだ


熊谷達也氏の「邂逅の森」を読んだ。時代は、大正から昭和、舞台は秋田内陸縦貫鉄道の通る阿仁近辺から、月山と朝日連峰の間、肘折温泉、鶴岡の町と、何度か行ったことのある場所。登場するのは阿仁マタギと山の中の住民と森の獣。先に読んだ「はぐれ鷹」と異なり、重厚な物語展開に引き込まれて読んでしまう。第四コーナー回ったあたりから、話の展開が急になり最後の邂逅の場へとなだれ込む感じである。真冬に秋田内陸縦貫鉄道でマタギの里を駆け足で通り抜けたことがあるが、改めて「邂逅の森」を訪ねてみたいと思う。

2008年3月3日月曜日

はぐれ鷹を読んだ

熊谷達也氏の「はぐれ鷹」を読んだ。 舞台は月山山麓、鷹匠を志す青年と角鷹(熊鷹)の物語。 ぞっとする導入部から、非現実的な物語展開のせいか、読んでしまった。 「はぐれ鷹」を手にしたのは偶然で、最初は「邂逅の森」を読みたいと思い、図書館に予約したら、「はぐれ鷹」が直ぐに読めることになったため。 「邂逅の森」は山本周五郎賞と直木賞を取った作品で、「はぐれ鷹」はその後に書かれたものという違いがあるが。「はぐれ鷹」は通常の社会生活からはぐれて鷹匠への道を歩む岳央と、師匠、師匠の孫、神室合、久美、ほかが脇役として登場し、最終章の月山号との短い闘争の物語。雪山での生活や、角鷹の調教の様子が、今一つイメージしにくいが、次の展開が読めないことが最後まで読んでしまった理由かも。 さて、「邂逅の森」は明日、入手できるがどのような物語か楽しみである。

2008年3月2日日曜日

南房総フラワーマーチ


南房総フラワーマーチに参加した。 Walkingを始めようとして、日本ウォーキング協会と地元のウォーキング協会に入会して、最初の大会が、第18回南房総のフラワーマーチになった。 南房総の千倉を拠点にするので、同じ県内でも前泊が必要になり、料金の観点から相部屋での民宿を希望して二泊した。まずは民宿で出であった皆さん。7畳半の部屋に、三人、昭和16年生まれと20年生まれに団塊の世代、別の部屋に、80歳と70歳の姉妹。いずれウォーキングのベテランで、一人は関東地方のウォーキング協会の役員、一人は、40㌔コースで、海外のウォーキング大会にも何度か参加しており、さらに芭蕉の奥の細道や、四国の遍路を歩いている。姉妹もウォーキング大会の常連で、来週の倉敷の大会にも参加するということで、刺激の強い話にただただ敬服するばかりで、まだまだ若造だと素直に実感。 

さて、ウォーキングのほうだが、初日、二日目と20㌔コース、実際には23㌔ほど歩いたが、フラワーマーチといっても、歩いた道路はほとんど舗装されており、両コースとも前半は南房総の山側の道を、後半は、海岸沿いの車道に沿った道を歩くことになり、足への負担は少なくない。 参加者はゼッケンに出身地と参加回数等を書きザックにくくりつけて歩くが、10回を越える人や、団塊の世代か、1回目というのが目立った。一日目は地元の小・中生も参加しており、総勢で、4千人弱、二日目は、半数ぐらいか、ウォーキング、散歩という雰囲気ではなく、ウォーキング、で歩く。 


今回のコースは、初日、二日目の後半の海岸沿いのコースより前半の山側のコースがお勧め。 特に二日目の山側は、スタートの千倉中学校を出て直ぐのところに、高家神社(ここは時間をかけて訪れたいところ)があり、さらに海岸から数キロとは思えない、山中の林道(舗装されているのが難だが)、ちょっとした渓谷あり、山中のトンネルあり、竹林・杉林と山村の光景ありで、里山あるきの趣。

ウォーキング初参加の印象は、ウォーキング専用の道が少なすぎるというかほとんど無いのではと感じた。 二日目の後半の海岸通では、ウォーカーと逆の方向に多くのサイクリストが疾走していったが、彼・彼女たちは、狭い車道を走っているわけで、これも自転車専用の道路が無いという、国の品位の表れか。


民宿の相部屋は大成功。 同宿の皆さんからの刺激、おいしい食事、夜は、21時に消灯。 二泊で、飲んだ日本酒、6合、ビール一本(初日、宿に帰って一風呂浴びた後の久しぶりのビールでした)。

2008年2月22日金曜日

藤沢周平を読む 続き

藤沢周平を読む。 用心棒ー日月抄、たそがれ清兵衛他、橋ものがたり。 用心棒シリーズの最初の巻。二巻目以降とはことなり、背景に赤穂事件があり、おりんとの絡みはあるが、用心棒の物語として読める。佐知との出会いは、一巻の最後の物語で、まだその後の関係を示すようなものはないが、一巻の成功により二巻以降の縦軸として膨らんだのではと思う。 たそがれ清兵衛他の短編も、一癖ありながらも知られざる剣の達人の物語。その後で、橋ものがたりを読み、付録の娘の特別エッセイを読み、橋ものがたりごろから、用心棒シリーズ等のものがたりのコツをつかんだということか。橋ものがたりには、剣豪は登場しないが弱い男女の機微を織り込んだものがたり。さて次は何を読もうか。

2008年2月20日水曜日

筑波山


山形の旅の行き帰りに、国道294号を使った。行きは取手から白河まで。 帰りは高速を那須塩原でおり、湯津上から294号に。294号は取手から、下妻、下館、真岡、益子、馬頭、黒羽、白河を抜け猪苗代湖の南を抜けて、会津若松を結ぶ国道だ。どちらも天気は快晴、西側から眺める筑波山がなかなか良い。時間があれば車を止めてじっくり写真を撮りたいところだが、ようやく信号で止まっている間に一枚。 南側からの眺めも悪くないが西側からの眺めも悪くない。いつかゆっくり訪ねてみたいと思いながら先を急いだ。

2008年2月16日土曜日

山形のそば

日本酒学校の懇親会で山形の酒を堪能し、八期の同期生とそばの話しに。 酒好きの共通点としていずれもそばも大好き。そばを打つ人の割合も多い。 毎月、第四日曜日に一枚、700円で打つ人まで。 その話題のなかで、伊勢そばがお勧めの店ということで行くことを薦められた。 太さはばらばら、かき揚の硬いこと、それでも一番のそばとのことで、翌日ナビを頼りに訪問。街中から外れた、場所に伊勢そばはあった。 流行っている証拠に50㍍先に20台近くは停めれそうな駐車場もある。店は普通のそばやだが、店の中は座敷にテーブル二つと、土間にひとつ、ほかに奥の部屋と、二階にも席があり二階に向かう。 そこは大きな部屋で、テーブルが10近く、つめれば数十人は座れるスペースに先客は一人。もりと名物のかき揚を頼む。しばらくしてどんぶりに盛られたそばと、見た目には普通のかき揚と、おわんのそばつゆ、青菜の小皿が。 薬味はテーブルの上の唐辛子とわさびだけ。 そばは太目のそばで、のど越しといううより噛み応えが売りの様子。つゆはかつをと煮干だしのちょっと薄めだが、太目のそばにはちょうどよい。確かに普通のそば好きでは評価が分かれるところだが、そばのうまみはしっかりしており、流行る理由がしっかりしている。 かき揚はうわさどおりの硬いかき揚で、そばつゆにつけながら食べると、これは普通のかき揚。種物がない蕎麦屋のアクセントのひとつ。 もりとかき揚で、750円で、満足と満腹感で小雪の中、店を後に。

2008年2月4日月曜日

「母べえ」を見た


「母べえ」を見た。 山田洋二監督、吉永小百合さん主演の映画で戦前から戦後への激動の時代の片隅で時代の歪にもてあそばれた小さな家族の物語。 久しぶりに吉永小百合さんがスクリーンの中に溶け込んでおりなかなか良い映画だ。 脇役が良い。特に檀れいさん、「武士の一分」では役柄から控えめだったがそれでも光っていたが、「母べえ」では登場する場面も多く、一杯光っていた(最近のTVコマーシャルと同じように)。吉永小百合さんが主役でなく、普通の女優がやっていたら主役を食ってしまうほど。それもそのはず、宝塚星組の娘役のトップスターだったのだから。ラストシーンの吉永小百合さんのベッド上のシーンって「愛と死を見つめて」以来かも。 ただ今回の特殊メーキャップはいただけない。アップは不要だった。
映画の舞台になった時代については、いろいろな見方があるだろうけど、どの時代にも見られるその時代の一握りの権力者と権力者から見て、不都合な存在と、権力者に操られる犠牲者(権力者側と非権力者側双方の)の力学に起因する現象ではと思う。